そもそもあなたはなぜこういった症状に悩まされるようになったのでしょうか? 恐怖症の起こるメカニズムを理解することができれば、症状改善の糸口がわかると思います。
恐怖症の原因は何個かありますが、ここでは主な原因の2つを説明します。
1、間違った学習によって起こる
2、抑圧された感情によって起こる
この2つが主な原因となります。
一つずつ説明しましょう。
1の「間違った学習」ですが、
例えばこんな感じです。
小さい時、お父さんが大の「閉所」嫌いでした。
あの強くて大きいお父さんが閉じられた空間に入ると、突然落ち着かなくなり震えだす。
そして、それを目撃した子供はこう思うのです。
「閉所はとても危ないんだ!!危険なんだ!」
そうすると、この子は大人になって「閉所」におびえるようになります。
三つ子の魂百まで ではないですが、小さい時に刷り込まれた記憶は大人になってからも作用し続けることがあります。
頭では「閉所は怖くない」と分かっているけど、体が反応して震えてしまう。 間違った学習が体に刷り込まれ、今でも誤作動を続けているのです。
実際に閉所に入ると怖くなるのは理解できると思いますが、症状がひどい方だと想像しただけで体が震えたり、 連想させる言葉を聞くだけで震える人も中にはいます。
この間違った学習を修正することができれば、あなたはもう恐怖症で苛まれる必要はなくなります。
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次は2の「抑圧された感情」です。
感情は体験すると消えます。我慢したりして体験しないとそのまま残ります。
悲しい時に悲しがり、怒ったときに怒り、怖いときは怖がる。 そうすると、感情は体験され消えていきます。 でも、悲しいのを我慢したり、違うことを考え「わたしは悲しくない」と思いこませるなどして、 体験をしないでいると、感情がそのまま体に残ります。
そして、その体に溜まった感情がちゃんと蓋できていたらいいのですが、
溜まった感情が大きくなりすぎると、鍋の蓋から湯気が出るように、体に影響をもたらし悪さをするようになります。
そして、僕らはその「悪さ」を症状や病気と呼びます。
つまり、根本原因は抑圧された感情です。そして、抑圧された感情が症状を作り出すのです。 体が震える、頭痛、体のコリ・ハリ、指先の冷え、思考が働くなる、体が硬直するなどです。
病院へ行くと、薬を出されますが、これは症状に対してアプローチする対処療法です。 根本解決である抑圧された感情にはアプローチしてません。
なので、いくら飲んでも効かなかったり、長期の服用が必要だったりします。 根本原因はそのままだと、薬をいくら飲んでも良くなりませんね。
具体的に説明します。
人間はある出来事に直面したときに「感情」がでます。
嬉しかったり、悲しかったり、怖かったり、いろんな感情がありますね。 感情は現代社会ではないがしろにされがちです。
例えば、僕らは怒りを使うことで、出来事に対処します。
突然犬が必要以上に近づいてきたら、身の危険を感じて「コラ!アッチいけ!」と言います。
これは怒りのエネルギーです。
でも、中には「怒ってはいけない」と教育された人がいます。
「女の子らしくないから、怒ってはいけない」
「お母さんに嫌われるから、怒ってはいけない。いつもニコニコ温和でないといけない。」
そうやって「怒りを禁止された」人は、怒りを出すことができず、
その怒りが体に溜まります。
そして、一定上溜まると、様々な症状として体に出てくるのです。
震え、(怒りの変形による)怖さ、汗ばみ、動機、めまいなど。
この2つが恐怖症を起こす原因です。
僕のセッションでは、あなたが悩まされている症状の根本原因にアプローチします。 根本原因がなくなってしまえば、その症状もすっと消えます。